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キムチ、SARSに特効「科学的に立証」

2003.07.10 17:19
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韓国人が新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)にかからなかったのはキムチのおかげという俗説が、事実に近いとのことが、科学的に究明された。

科学技術部の微生物誘電体活用技術開発事業団は11日、キムチの代表的な乳酸菌2種が、強力な抗菌物質を分泌するとの事実が分かり、これら乳酸菌のゲノム地図草案も作ったと発表した。この抗菌物質は、ヘリコバクターピロリ菌と食中毒を起こす緑膿菌、サルモネラ菌を殺すほど強力だった。抗菌物質を20分ほど沸かしても、抗菌力が減らなかった。6%の食塩水、人工の胃液に入れても、やはり抗菌力がそのまま維持されたというのが、研究チームの説明だ。

 
キムチ乳酸菌が抗菌物質を作りだすとの事実は、今回初めて分かったもの。両研究チームは「SARS菌を確保するのが容易でないため、キムチ乳酸菌の抗菌作用を直接実験できなかったが、他の菌を殺す効果が卓越していることから、SARS菌への殺菌効果が大きいものとみられる」と付け加えた。

主要キムチ乳酸菌のゲノムと抗菌物質などが分かることによって、韓国は、キムチ宗主国としての位相をさらに確実にできるようになった。

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