韓国人が新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)にかからなかったのはキムチのおかげという俗説が、事実に近いとのことが、科学的に究明された。
科学技術部の微生物誘電体活用技術開発事業団は11日、キムチの代表的な乳酸菌2種が、強力な抗菌物質を分泌するとの事実が分かり、これら乳酸菌のゲノム地図草案も作ったと発表した。この抗菌物質は、ヘリコバクターピロリ菌と食中毒を起こす緑膿菌、サルモネラ菌を殺すほど強力だった。抗菌物質を20分ほど沸かしても、抗菌力が減らなかった。6%の食塩水、人工の胃液に入れても、やはり抗菌力がそのまま維持されたというのが、研究チームの説明だ。