北朝鮮産と疑われる石炭を荷役した船舶、韓国政府「疑惑なし」出港許可(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.08 09:28
JIN LONGは昨年10月、ロシア産に変身させた北朝鮮産の石炭4584トンを東海港(トンヘハン)に荷役したという疑惑ですでに関税庁などの調査対象に上がっている船だ。当時もナホトカ港から韓国に直航した。その後、JIN LONGは今回まで21回にわたって韓国に入港した。
だが、政府はJIN LONGを検索したが、疑わしいところが見つからなかったと明らかにした。外交部の魯圭悳(ノ・ギュドク)報道官はこの日、定例ブリーフィングで「JIN LONGは今回、ロシア産石炭を乗せて入国し、関係機関の調査結果、国連安保理決議の違反は確認されなかった」と話した。しかし、昨年12月に採択された安保理決議第2397号は、現在だけでなく過去北朝鮮産石炭の輸入にかかわった船舶も抑留するように求めている。自由韓国党の北朝鮮石炭対策TF団長を務めるユ・ギジュン議員は「JIN LONGの場合、今回だけでなく昨年10月のものまで加えると、国連決議案にともなう措置(拿捕・検索・抑留)が今取られなければならない」と主張した。