軍艦島の案内板に「強制徴用」言及なし…約束守っていない日本

軍艦島の案内板に「強制徴用」言及なし…約束守っていない日本

2017年07月20日15時26分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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日帝強制占領期に海底に埋められた石炭を掘るために韓国人600人が強制労働を強いられた軍艦島は約70年が過ぎた現在、廃墟と化した。昨年6月、国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界文化遺産に登録されたが、強制労役の現場だったことを知らせる案内文は見当たらなかった。(写真=中央フォト)
  朝鮮人強制徴用の悲しい歴史を抱えている軍艦島(端島)に最近、新しい案内板が建てられた。だが「強制徴用」に関する言及は全くなかった。

  韓国広報専門家である誠信(ソンシン)女子大の徐敬徳(ソ・ギョンドク)教授は20日「先週、軍艦島と近隣の高島に行ってきた」とし「日本は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産登録以来、軍艦島に案内板4つを設置したが、その中で最も最近建てたものと見られる案内板にも朝鮮人の強制徴用に関する内容はなかった」と話した。

  代わりに、新しい案内板には「軍艦島の炭鉱は明治時代、日本の産業革命遺産の一つであり、西洋産業命の流れを受け入れて工業国への土台を構築した」という説明が付いた。年代表記は「1850年から1910年まで」が明治時代になっていた。

  しかし、これは日本がユネスコの登録のために約束したことを守っていないというのが徐教授の指摘だ。日本は当初、軍艦島と高島などの登録を申請するとき、年度を「1850年から1910年まで」と限定しようとしたが、韓国と国際社会が反発したため、強制徴用の時期(1940~1945年)を含む全体の歴史を知らせると約束したということだ。

  徐教授は「日本は登録以降、いかなる約束も守っていない。新しい案内板に強制徴用の事実や年度に関して時期を強制徴用が終了した1945年までと表記していない」とし、「これは強制徴用を隠そうとするその場しのぎの策略に過ぎず、明らかな歴史歪曲」と強調した。軍艦島近隣の高島も約4万人の朝鮮人が強制徴用を強いられた歴史があったが、この島に建てられた新しい案内板にも強制徴用という言葉は見当たらなかった。

  徐教授は石炭資料館の入口左側にある年表からも強制徴用の時期を完全に消し去っていると証言した。徐教授は今年末までに日本政府が約束した強制徴用を紹介する情報センターの建立などが行われなければ、今まで8回にわたって軍艦島を訪問して確保した数枚の写真資料と映像をユネスコ側に送って「軍艦島の世界遺産撤回運動」を展開していく計画だ。
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  • 日帝強制占領期に海底に埋められた石炭を掘るために韓国人600人が強制労働を強いられた軍艦島は約70年が過ぎた現在、廃墟と化した。昨年6月、国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界文化遺産に登録されたが、強制労役の現場だったことを知らせる案内文は見当たらなかった。(写真=中央フォト)
  • 強制徴用の内容がない軍艦島の新しい案内板。(写真=徐敬徳教授提供)
  • 軍艦島近隣の高島にある石炭資料館の入口にある案内年表。強制徴用が起きた1940年から1945年までの年度が欠落している。(写真=徐敬徳教授提供)