【社説】朴大統領弾劾以後…憲法と協治で乗り越えよう
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.10 12:46
朴槿恵(パク・クネ)大統領弾劾訴追案の国会可決はなるべくしてなった。「崔順実(チェ・スンシル)と大統領は同級であり、共同政権だと思った」という聴聞会の証人の発言のように、神聖な国家権力を民間人に譲り渡した朴大統領の主権横領は決して許されない反憲法的犯罪だった。朴大統領は昨日午後、丁世均(チョン・セギュン)国会議長の職印が押された弾劾訴追議決書が伝えられると同時に大統領としてのすべての職務が停止した。
これで朴槿恵政治は終焉を告げた。霧に覆われた政治も一つの峠を越えた。政局を不確実性の世界に追い込んだ最も大きな変数が消え、韓国社会は安定した局面に転換することになった。この機会を逃してはいけない。政界と経済界、社会の各勢力が心を一つにして国政を正常化しなければいけない。丁議長が弾劾案可決後、「経済が深刻な危機を迎えている。数カ月間の国政まひを整理し、これ以上の混乱はあってはならない」と民生と政治の回復を強調したのは時宜にかなった発言だ。