【コラム】我々が手を握るべき日本人たち=韓国

【コラム】我々が手を握るべき日本人たち=韓国

2015年08月17日11時20分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  紆余曲折の末、安倍晋三首相の終戦70年談話が14日に発表された。6カ月間にわたり緻密に準備したというが、安倍首相の歴史修正主義主張を巧妙かつ執拗に包装し掛け接ぎした。

  深い謝罪はなかった。朴槿恵(パク・クネ)大統領が翌日の8・15光復(解放)70周年演説で述べたように「我々としては残念な部分が少なくないのが事実」だ。にもかかわらず、朴大統領は「歴代内閣の立場は今後も揺るぎない」という安倍首相の言葉を行動で支えることを求めた。

  しかし安倍首相にあまりにも大きな期待をする場合、近いうちにまた失望することになるだろう。むしろ安倍首相の言葉に一喜一憂しない毅然とした態度が必要だ。目を大きく開いて牛のようにこつこつと、「虎視牛歩」で我々の外交の道を歩んでいかなければいけない。

  その過程で忘れてはならないことがある。日本には安倍首相と右翼だけが存在するのではなく、常識が通じる良心勢力が少なくないという事実だ。

  安倍首相の談話騒乱の前に見られた重要な場面がある。柳寛順(ユ・グァンスン)烈士が投獄された西大門(ソデムン)刑務所を、12日に訪問して謝罪した鳩山由紀夫元首相(68)だ。日本の韓国植民地統治について、鳩山元首相は「心から申し訳なく思う。おわびの気持ちをささげていきたい」と述べ、頭を下げた。黒いネクタイに白い手袋をした鳩山元首相の表情は厳粛で真摯だった。1970年12月7日にポーランド・ワルシャワのユダヤ人慰霊塔の前でひざまずいて謝罪した当時のヴィリー・ブラント西ドイツ首相を思い出させた。鳩山元首相がブラント元首相を真似たと低評価するべきではない。ドイツは現首相だったが、日本はなぜ元首相かと問いただすのもやめよう。

  こうした良心的な日本人の勇気ある行動には熱い拍手で応えよう。我々が鳩山元首相を積極的に称賛してこそ、より多くの「第2の鳩山」が出てくるだろう。ひざまずいた鳩山元首相の写真をネットユーザーは世界に広めよう。安倍談話を激しく非難して怒り、その後すぐ忘れてしまうよりかははるかに価値がある。

  このように穏健で合理的な日本人の声と位置づけが高まるよう我々が助けなければいけない。こうした側面で「菅直人談話」には改めて関心が向けられるべきだ。日本の強制併合から100年となった2010年8月10日、菅首相は韓国に言及しながら日本の大韓帝国併合過程の強制性をう回的に認めた。95年の「村山談話」よりはるかに進展した内容を入れた。しかし当時、韓国は「菅談話」の価値を正確に評価しなかった。

  右翼が脅迫しても旧日本軍慰安婦と強制徴用の真実を知らせて記録する日本人は少なくない。この人たちと手を握る我々の小さな努力が積み重ねられてこそ、韓日関係80周年にはもう少し変わった日本に会えるだろう。

  チャン・セジョン中央SUNDAY次長
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