韓進重の労組、自殺組合員の棺を担いで“遺体デモ”
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.01.31 17:37
韓進重工業の労組が、先月自殺した組合員チェ・ガンソさん(35)の遺体が入った棺を担いで30日、会社に入り、“遺体デモ”を行った。 チェさんの葬儀はまだ終わっていない。 労組は会社側が組合員を相手に起こした損害賠償訴訟の撤回など、労組弾圧の中断を要求した。
全国民主労働組合総連盟(民主労総)金属労組傘下の韓進重工業支会はこの日午後3時、釜山駅広場で、「韓進重工業チェ・ガンソ烈士精神継承金属労組ストライキおよび民主労総拡大幹部決議大会」を開いた。 集会後の4時からは韓進重工業の影島造船所に向かって行進した。
この過程で一部の組合員が午後5時ごろ、チェさんの遺体が安置された影島区民葬儀場に行き、棺を担いで会社に向かった。 組合員は「遺族が遺体を移すというのになぜ止めるのか。 趙南鎬(チョ・ナムホ)会長に会って談判する」とし、警察の阻止にもかかわらず進入した。 会社関係者は「韓進重の西門にあった鉄製の脇戸を切断機で切断し、労組員が棺を持って会社に入った」と明らかにした。 一方、労組関係者は「座り込みのテントに遺体を移そうとしたが警察に止められ、その過程で西門が突然開き、約150人が偶発的に遺体を持って会社内に入っていった」と主張した。