【社説】安倍首相、真正性ある行動見せろ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.24 09:56
日本の安倍晋三首相が22日、スイスのダボスフォーラムの朴槿恵(パク・クネ)大統領の基調演説行事に傍聴者として姿を見せた。25分にわたる朴大統領の英語の演説を5メートル離れた前で見守りながら拍手もしていたが、両首脳間の面会は実現しなかった。互いに動線が違っていたという。代わりに尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官が安倍首相に挨拶をした。前日の「Korea Night(韓国の夜)」行事には下村博文文部科学相が姿を現した。日本の教科書に独島(ドクト、日本名・竹島)が日本の領土だと記述させるため先頭に立っている右派政治家だ。韓日関係を最悪の状況に陥れた一助となった2人の張本人の登場に、少なくない関係者が戸惑ったことだろう。
安倍首相の行動を善意と解釈すれば、首脳会談を持とうというメッセージに見える。彼は機会があるたびに前提条件なしで首脳会談を持とうといってきた。しかし今回の動きからでは真正性を探し難い。現在の絡みに絡んだ韓日事関係が、そのようなジェスチャーだけで改善の糸口をとらえるのが難しいということは日本のほうがよく分かっているだろう。安倍首相の行動が韓国よりも国際社会を狙ったイメージ外交に見える理由だ。