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中国のジムにずたずたに引き裂かれた太極旗…嫌韓感情が拡散

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.17 08:11
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ずたずたに引き裂かれた太極旗(韓国の国旗)がジム内にあるサンドバッグにぶらさがっている。(写真=オンラインコミュニティ)
中国天津のあるフィットネスセンターでずたずたに引き裂かれた太極旗(韓国の国旗)がサンドバッグにぶらさげられたまま放置されていたことが伝えられた。

天津財経大学の留学生だと紹介したあるネチズンは、最近オンラインコミュニティに写真とコメントを掲載した。大学近くのスーパーにあるフィットネスセンター内のボクシングルームに、太極旗がサンドバッグにぶらさげられていたという内容だ。この学生はスタッフに2度にわたって太極旗を取り外してほしいと求めたが、何の措置も取られなかったと説明した。抗議後、むしろ状況は悪化した。無傷だった太極旗を誰かがずたずたに引き裂いたのだ。

 
THAAD(高高度ミサイル防衛体系)配備以降、中国内の嫌韓感情はますます高まっている。中国内のあるホテルでは「韓国の奴らを踏み殺そう」と書かれた太極旗のを出入口の付近に敷いて、ホテル利用者に太極旗を踏まないと中に入れないようにした。このホテルは「犬と韓国人は無断出入を禁ず」という案内を掲げて韓国に対する敵対感をむきだしにした。

THAADに敷地を提供したロッテグループが運営するスーパーで陳列商品を傷つけたりロッテを誹謗中傷したりするような映像も相次いでオンラインに登場している。

民間のTHAAD報復が激化していることを受け、中国内では自重を求める声も出てきている。

中国人民政治協商会議常務委員の賈慶国北京大国際関係学院長は、THAAD報復に対して「経済制裁は民族主義情緒を刺激する」とし「民族主義は諸刃の剣と同じで統制しにくく、中国の政治にも影響を与えかねない」と指摘した。

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