韓経:世界的に自動車業界の構造調整進んでいるのに…韓国「労組のスト心配すべき状況」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.07 11:16
米ゼネラルモーターズ(GM)と独フォルクスワーゲンなど多くのグローバル自動車メーカーは昨年予想を上回る好業績を出した。役員社員は業績に見合ったボーナスを期待したが、会社の選択は「人員削減」だった。これら企業は「過去最大の投資」を期待した政府と市民の希望を裏切り設備投資も減らすことにした。「世界的な景気鈍化の可能性に備えなければならない」「未来自動車競争にオールインするには既存事業の規模を減らすほかない」という理由だった。
韓国は異なる状況だ。構造調整どころか硬直した労働市場と高い人件費、低い生産性に押しひしがれコーナーに追い詰められているためだ。韓国の自動車メーカーは生産台数調整さえ労働組合の同意がなければ手も出せない。韓国の自動車メーカーが「労組リスク」によって世界の自動車市場から淘汰される可能性があるとの懸念が出ている理由だ。