20年以上も下降する韓国経済、反転は可能なのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.09.10 13:59
所得主導成長に対する批判が激しい。月別・四半期別の就業者数など短期経済指標がそのきっかけになったが、我々は問題の本質を正しく見ているのだろうか。生活をしていかなければいけない個人の立場では日々の暮らしが最も大きな問題だ。食べて生きるためには悪いこともするという言葉もある。しかし長い目で眺める人もいなければいけない。長期的な観点で見ると全く違う問題が見える。
グラフィックはソウル大経済学部のキム・セジク教授が計算した10年移動平均長期成長率の推移を見せる。成長率の下落は韓国社会のいくつかの特徴のうち最も強力な長期傾向といえる。金泳三(キム・ヨンサム)政権から始まり20年以上も強力で一貫した下落を繰り返してきた。年に0.2%ずつ、政権の任期の5年になれば1%落ちる。保守政権であっても進歩政権であってもパターンは同じだ。キム・セジク教授はこれを「5年1%下落の法則」と呼ぶ。7%台の成長率はもう2%台となり、このままいけば近いうちにゼロ成長を通過してマイナス成長に進むだろう。