大韓民国の建物が老いていく…老朽建築物が4割に迫る
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.07 10:51
昨年12月12日、ソウル市江南区三成洞(カンナムグ・サムソンドン)のテジョンビルに使用禁止措置が下された。ソウル市が崩壊の危険があるとの通報を受けて緊急安全点検をした結果、最下位等級(E等級)と判定されたためだ。先月21日からは精密安全診断をしている。
問題のテジョンビルは1991年に竣工した。建てられてから30年が経ったということだ。テジョンビルが崩壊の危険に直面した原因について、一部からは欠陥工事(基準未満の強度のコンクリートを使用)可能性を提起しているが、根本的に建物の老朽化現象が根底にある。
さらに深刻なのは、テジョンビルよりも築年数が古い建物が全国的に増えているという点だ。最近、「老朽建築物」の割合が4割に迫っていて、安全に対する懸念を大きくしている。国土交通部は竣工後30年以上経った建物を老朽建築物と規定している。