【中央時評】「権力序列1位民主労総」は虚勢でない=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.28 13:20
◆民主労総は政権を屈服させる力があるのか
「文在寅政権と戦争をする」という民主労総の最大の武器はゼネストだ。韓国の労働者2500万人のうち民主労総の組合員は100万人にすぎない。数字で見ると4%にすぎず、政権の運命を意のままにできない。しかし民主労総には現代車・起亜車など大企業、全教組・教授労働組合など教育界、公務員労働組合、言論労働組合など社会の世論を動かす団体が数多く加入している。執行部は弾劾をはじめ、BSE(牛海綿状脳症)、セウォル号など社会的イシューをめぐる過激デモを牽引して闘争に慣れた人たちだ。与党の最大関心事である来年の総選挙で、落選運動のようなもので灰をまくこともできる。3人家族と考えれば100万人の民主労総は300万票となる。過去の大統領選挙の有権者数4200万人の7%にのぼる。票が欲しければ何も言うなといえる数値だ。