【中央時評】「権力序列1位民主労総」は虚勢でない=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.28 13:19
「文在寅(ムン・ジェイン)政権を引きずり下ろす」という全国民主労働組合総連盟(民主労総)の脅迫は虚勢でないという気がする。数日前、キム・ミョンファン委員長の拘束に抗議する民主労総の集会で「民主労総に触れれば大変なことが起こるだろう」と述べながら出てきた発言だが、口先だけの言葉には聞こえない。「大韓民国権力序列1位は民主労総」という言葉は事実なのかもしれない。元大統領と元大法院長も監房に送った冷酷な政権に対して「引きずり下ろす」と対抗する勢力は、大統領の上に君臨する「権力序列1位」しかないからだ。
警察を殴っても、会社で暴れても、公共機関を無断占拠しても、「民主労総」の鉢巻きさえ巻いていれば公権力が傍観するのにはすべて理由があった。予想通りキム委員長は拘束6日目の昨日、釈放された。この政権で民主労総の組合員が30万人も増えて100万人を超えたのも理解できる。近く左派民主労総が極右太極旗部隊と組んで「政権退陣」を叫ぶブラックコメディを見ることになるのかもしれない。いったい政府はどんな弱点を民主労総に握られているのか眺める必要がある。