瓦解危機のWTO体制、韓国が改革を主導しよう(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.12.10 13:38
◆欲を捨てて自信回復から
これまでの間に空しく崩れた多国間主義体制が反転のための新たな機会をつかんだ。これからは欲を捨てることが何よりも重要だ。なんとかつかんだ最後の話し合いで、すぐに着手できるようなものだけに焦点を合わせるべきだ。今、最も急がれている課題は、WTO体制の大々的な改革ではなく最小限の自信と信頼の回復だ。ひとまずシンプルで手が出しやすい議題から始めて、具体的な成果を導き出すことがカギだ。2018年にさまざまな出来事にぶつかりながら、韓国をはじめ各国家は多国間主義体制の重要性を骨に凍みるほど実感した。少しでも種火に息を吹き込めば、失った情熱が徐々によみがえってくるかもしれない。