70年代日本人キーセン観光ブーム…韓国政府は「愛国行為」奨励も(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.07 08:45
このような形の売春は一つの産業として位置を確立した。全北(チョンブク)大学新聞放送学科のカン・ジュンマン教授は著書『売春、韓国を剥がす:国家と権力はいかにして性を取り引きしてきたか』でこのような内容を明らかにした。「1970年代、日本人を主な客とする観光キーセン業という名称が普遍化した。日本人観光客数は71年9万6000人余りから79年65万人余りに増え、このうち85%以上が男性だった」
また、カン教授はこの本に「朴正熙(パク・チョンヒ)政権は73年から売春婦に許可証を与えてホテルの出入りを自由にし、通行禁止と関係なく営業することができるようにした。また、朴政権は旅行会社を通じて『キーセン観光』を海外に宣伝しただけでなく、文教部長官は73年6月に売春を女性たちの愛国的行為と奨励する発言をした」と書いた。
カン教授はこの本で、78年韓国が売春で日本人に対してあげた収入が700億ウォン(現在のレートで68億円)程度だとした。カン教授は『同盟の中のセックス』(キャサリン・ムン)、『韓国の女性運動:昨日と今日』(イ・ヒョジェ)、『韓国の売春』(パク・ジョンソン)などを参考にした。