現代車、自動車共有技術で勝負…シンガポールGrabに過去最大の投資

現代車、自動車共有技術で勝負…シンガポールGrabに過去最大の投資

2018年11月08日11時13分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  現代車グループが自動車分野で新しいサービスを提供中または革新技術を保有する企業に相次いで投資している。特に鄭義宣(チョン・ウィソン)首席副会長がグループ全体を総括しながら投資が加速している。

  鄭義宣首席副会長は6日、シンガポールでGrabのアンソニー・タン最高経営責任者(CEO)と戦略的投資・協力契約を締結した。

  今回の契約で、現代車(1億7500万ドル)と起亜車(7500万ドル)はGrabに2億5000万ドル(約2840億ウォン、約284億円)を投資する。1月の投資額まで合わせると、総額2億7500万ドルとなる。これはこれまで現代車グループが単一外部企業に投資した金額では過去最高。

  Grabは世界3位の自動車共有および配車サービス企業。235都市でサービスしているが、東南アジア市場でシェアが75%にのぼり、「東南アジアのUber」と呼ばれる。

  鄭首席副会長は9月、インドのニューデリーで開催された「グローバル・モビリティ・サミット(MOVE)」で演説し、「現代車をスマートモビリティーソリューション提供企業に転換する」と宣言した。

  その前後から現代車グループは革新力量を保有する企業への投資を次々と決定している。10月にはセンサー・精神物理学を基盤に人間の行動を予測する技術を保有する米国の人工知能(AI)企業パーセプティブ・オートマタに投資した。9月にもホログラムを活用した拡張現実(AR)技術を保有するウェイレイとの協力を発表した。両社は共同で自動車インフォテイメントシステムに視覚技術を融合した車両用ホログラムを開発する。

  今回の投資をきっかけにGrabは自動車共有・配車サービスに現代車・起亜車の電気自動車モデルを投入する。来年からシンガポールで現代車200台を試験的に使用する。充電インフラ・走行距離・満足度を分析して事業性を確認した後、ベトナム・マレーシアなどGrabが確保した東南アジア市場にサービスを拡大する予定だ。

  現代車は最近、共有経済に集中的に投資している。最近、モノのインターネット技術基盤の自動車共有会社(カーネクストドア)、スマートフォンのアプリケーションで自動車共有サービスを提供する米国企業(Miog)に投資した。物流アルゴリズム技術を保有するメッシュコリアやスマートバッテリー共有事業を手掛けるImmotorに投資した目的も似ている。オランダではアイオニックEV100台を投入し、10月から自社の自動車共有サービスを始めた。

  主導権を逃した共有自動車市場で現代車グループが技術を確保しようという布石だ。ライバル企業はすでに共有自動車事業を活発に進めている。トヨタ自動車は2016年にUber株を取得し、米ハワイなどで自動車共有サービスを実施している。最近ソフトバンクと合弁会社も設立した。ダイムラー(Car2Go)、ゼネラルモーターズ(Maven)も各1万台ほどの共有自動車を運行している。

  キム・ヨンジン韓国自動車産業学会長は「現代車グループはあちこちに小規模投資をしているが、まだ大規模な合併・買収(M&A)では特に頭角を現していない」とし「独自のR&Dを通じて強化できる技術もあるが、新しく浮上する分野は積極的なM&Aを通じて技術を確保する政策を検討する必要がある」と助言した。

  現代車が今回提携したGrabもトヨタ自動車がすでに10億ドルを投資して株式まで確保しているところだ。マイクロソフト(MS)・ソフトバンクなどはGrabと共同でさまざまなプロジェクトを進めている。

  イ・ホグン大徳大自動車工学科教授は「東南アジア市場の成長を勘案すると、遅れたからといってあきらめるのではなく、積極的に共有自動車市場に参入して速やかに技術の差を狭めなければいけない」と助言した。
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