トランプ大統領「米国、世界警察である必要ない。在韓米軍もいずれは分からない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.05 10:23
トランプ米国大統領が3日、「在韓米軍撤退の計画もなく議論したこともない」とし、「もしかしたら、いずれは。誰にも分からない」と話した。トランプ大統領はシリア・アフガニスタン軍撤退を説明しつつ「我々が世界警察である必要はない」とも話した。国防費縮小のための海外米軍縮小、トランプ式新孤立主義を押し進める意思を明確にしたわけだ。トランプ大統領は同日、第2回朝米首脳会談で「我々が合意する可能性が非常に高い」とし、「金正恩(キム・ジョンウン)党委員長は北朝鮮を途方もない経済大国にする機会を持っている」と話した。
トランプ大統領は同日、CBS放送とのインタビューで「在韓米軍を継続して維持するのか」という質問に「そうだ。我々は違う話をしたことがない」と話した。だが、すぐに「もしかしたらいずれは」としつつ「誰にも分からない」と余地を残した。また、「そこに米軍を駐留するのに非常に大きな費用がかかるということを知っているのではないか」と言い、「私たちは4万人の軍隊を韓国に置いているため多くの費用がかかる」と繰り返した。現在の在韓米軍は2万8500人水準だが、規模も誇張した。
このような在韓米軍に関する発言は韓米防衛費分担金交渉が、ことしは金額を10億ドル(約1000億円)未満、約1兆ウォン水準にするものの、今までの5年単位の協定を1年ごとに更新することで近く妥結されるという知らせが伝えられた中で出たものだ。金額は韓国が希望した水準だが、すぐに来年の分担金交渉をしなければならない状況であり、駐留費用負担増額を圧迫する発言と解釈される。トランプ大統領は代わりに「私は(在韓米軍を撤退する)計画がなく、撤退について議論したことも決してない」と強調した。