設計から製作まで100%韓国産ロケット 来月打ち上げ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.09.07 09:57
6日午前10時、全羅南道高興郡(コフングン)の羅老(ナロ)宇宙センターロケット組み立て棟。韓国航空宇宙研究院所属の研究員3人が横にした試験ロケットの下段部位の異質物を慎重に刃物で削り取っていた。白く輝くロケットの長さは25.3メートル。8階建てビルの高さに相当する。
試験ロケットは来月末に羅老宇宙センターで打ち上げられる。そのためか、組み立て棟には緊張感が漂っていた。航空宇宙研究院のパク・ジョンチャン研究員は「試験ロケットの組み立ては完全に終わり、再点検をしている」と説明した。ロケットの下段にはエンジンの部分が見える。これまで開発してきた75トンエンジンだ。試験ロケットには燃料のケロシンが11トン搭載される。さらに液体酸素が燃料の倍の23トンほど入る。
試験ロケットは発射63秒後に音速を突破する。上空100キロに到達する時間は発射から164秒後だ。オク・ホナム韓国航空宇宙研究院ロケット技術開発団長は「試験ロケットが到達する最高高度は発射当日の大気密度や気象状況によって変わる可能性がある」と話した。