「韓日関係が良くなくて遺憾」 米国務省の異例的な直説発言
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.26 07:36
米国務省が24日(現地時間)、韓日関係の悪化に対する懸念を公開的に表わした。ジョイ・ヤマモト米国務省韓国課長は米国のシンクタンク国際戦略問題研究所(CSIS)と韓国国際交流財団(KF)が共同でワシントンで主催した「韓米戦略フォーラム」行事に参加し「残念ながら現時点で(韓日)両国関係が良くない」と話した。日系米国人であるヤマモト課長は駐韓米国大使館で経済担当公使参事官として勤めたことのある韓国通だ。韓日関係は昨年10月、大法院(最高裁)の強制徴用被害者賠償判決後悪化の一途をたどっていたが、米政府の主要当局者が両国関係に対してこのように公の場で直接的に懸念を表わしたのは異例的だ。
ヤマモト課長はこの日、フォーラムで「韓国と日本は米国にとって大変重要な同盟国で、韓日間協力が極めて重要だ」として「両国同盟が強力でなければ、率直に言って韓日関係が良くなければ、われわれは北朝鮮との交渉でも成功できないだろう」と話した。これに先立ち、ヤマモト課長はドナルド・トランプ大統領の29~30日訪韓に関連して「第一の課題は北朝鮮の非核化」と明らかにした。韓米関係の最優先課題が韓日間協力なしには解決できないと強調したものだ。
ヤマモト課長はこの日「米国行政府は韓日葛藤の解消に関与したいが、ややもすると片方の肩を持つことに解釈される可能性があるというリスクも認識している」とも話した。引き続き、強制徴用判決に言及した後「われわれは両側が歴史問題を解決していってほしい」とし「韓日関係を解決するうえでわれわれにできることがあればするだろう」と強調した。米国が韓日間の仲裁役に積極的に乗り出していることを見せる。