韓国の1月の輸出5.8%減 半導体・原油価格下落に中国成長鈍化の「三重苦」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.01 14:56
今年1月の韓国の輸出が前年同月比5.8%減少した。昨年12月(1.3%減)に続いて2カ月連続のマイナスだ。輸出が2カ月連続で減少したのは2016年9、10月以来。半導体価格と原油価格が下落したうえ、米中貿易紛争の影響などで対中国輸出が減少する「三重苦」のためと考えられる。
関税庁と産業通商資源部によると、1月の輸出は463億5000万ドルで前年同月比5.8%減、輸入は450億2000万ドルで同比1.7%減だった。貿易黒字は13億4000万ドル。84カ月連続の黒字だ。
1月の輸出不振は米中通商紛争、ノーディル・ブレグジットなど通商環境の悪化のほか、▼半導体単価の下落▼国際原油価格の下落▼中国景気の鈍化--など、対外要因が複合的に作用したという評価だ。産業部は1月の輸出不振について、半導体・石油化学・石油製品など韓国の輸出主力品目の単価下落のためと説明した。産業部のチョ・イクノ輸出入課長は「輸出量は増加傾向(8.4%)だが、輸出単価が前年同月比13.1%下落し、全体の輸出減少に影響を与えた」と説明した。