日帝期に途絶えた韓国伝統酒、海外品評会受賞などでさらなる進化(1)

日帝期に途絶えた韓国伝統酒、海外品評会受賞などでさらなる進化(1)

2014年09月08日11時57分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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京畿道坡州(キョンギド・パジュ)・華城(ファソン)・龍仁(龍仁)・義王(ウィワン)などで製造されている地酒。ドブロクからアルコール度数が40度に達する焼酎までさまざまだ。
  「携帯電話で銀行口座の番号を送りますね。はいはい、配送した後ですね。ありがとうございます~」

  「はい、社長。今、商品を出す準備をしています」

  今月3日、京畿道義王市(キョンギド・ウィワンシ)にある小規模醸造場。住宅を改造して伝統酒を造っているこの醸造場は秋夕(チュソク、中秋)の控えて出荷作業が最盛期を迎えていた。床には酒を入れる紙包装紙が広がり、注文の電話は休む暇もなくかかってきた。13年間開発を続けてきた伝統酒を昨年市場に出したイ・ソクジュン代表(63)は「今回の秋夕だけで1200本が売れた」と話して笑顔を浮かべた。

  彼は元銀行員だ。海外出張に行くと外国人に自国の酒を紹介したいが免税店でも韓国酒を販売していない現実がもどかしかった。それで自然と関心は伝統酒に向いた。彼が昨年出した「千秘香」は酒を3度醸す伝統技法「三醸酒」を組み合わせて作った。新米で作った甘味が口の中に転がり、余韻が感じられる酒だ。価格は1本で1万5000ウォン(約1540円)。イ代表は「安く市中に出回っている焼酎やマッコリは韓国の酒というには何か物足りない」とし「適正価格をきちんと受けられる伝統酒を作りたい」と話した。

  同日、京畿道龍仁市(ヨンインシ)の店舗には主婦や建設業者、デザイナー出身の醸造場運営者4名が何やら相談をしていた。彼らは今年1月に発売した蒸留式焼酎「ミル」の販路を模索していた。事務室の黒板にはブログ運営から工場建設日程などがぎっしりと記されていた。主婦だったチョン・ギョンスン理事(51)は「老後対策について調べようと発酵食品を勉強しているうちに伝統酒の魅力を知って事業まで起こすことになった」と話した。彼らは3~4年前から一緒にソウル方背洞(パンベドン)で伝統酒の教育を受けるなかで知り合った。昨年まで働いていた職場を辞めて気が合う受講生5人と一緒に1人あたりおよそ2000万ウォン(約205万円)ずつ資本金を集めて会社を創立した。シン・インゴン代表(51)は「伝統酒は品質が優れている半面、国内主流市場で占める比率が0.3%にもならず発展の可能性が大きい」とし「麹を直接醸す伝統技法を取り戻し、名人を越える酒を作る」と話した。

  停滞していた伝統酒市場が活気を取り戻している。2008年、日本へのマッコリ輸出が増えて瞬間的に特需を享受して急激な下落傾向を体験した伝統酒業界は、最近このように小規模で多様な種類の酒を生産して高級化する戦略を前面に出して市場を攻略している。韓国内のある大型デパートは今年から伝統酒専用店舗を作って伝統酒17種類の販売を始めた。デパートの中に伝統酒専売店舗ができたのは今回が初めてだ。伝統酒を納品する小規模製造業者のために政府はワイン瓶形の酒包装を、デパートはロゴとボックスデザインを支援した。韓国伝統酒振興協会のチュ・ボンソク事務局長は「伝統酒は海外でも競争力のある酒だがマーケティングスキルが不足して利益を出すのが難しい構造」とし「製造業者と流通業者、政府が力を合わせて海外販路の開拓も期待している」と話した。

日帝期に途絶えた韓国伝統酒、海外品評会受賞などでさらなる進化(2)
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