「金正恩委員長、会談決裂の衝撃で習近平主席に会わずに帰国も」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.03.03 12:24
北京の外交消息筋は3日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が2回目の米朝首脳会談決裂による衝撃で体調が良くない状況だと伝えた。
このため、金委員長は北京に立ち寄って習近平中国国家主席に会わず、すぐに平壌(ピョンヤン)に戻る可能性が大きくなったとの観測が出ている。当初は帰路に習主席を表敬訪問して中国国内を往来したことに対して謝意を示し会談結果を共有するだろうとの見通しが多かった。
消息筋は「今回は中朝首脳が会わないことで整理されたと理解している」と伝えた。消息筋は、金委員長の健康は深刻な水準ではないが、ベトナム訪問時よりは大きく悪化した状態とも伝えた。中国外交消息筋の間で「平壌直行説」の観測が出ているのは、中国でも今回の米朝首脳会談決裂が米朝関係だけでなく北東アジア情勢に悪影響を及ぼす恐れがあると懸念していることを示している。