【社説】三・一節の大統領演説になぜ「パルゲンイ」が出るのか=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2019.03.02 11:30
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が昨日の三・一節(独立運動記念日)演説で「パルゲンイ(=赤い奴、共産主義者)とセッカル(=色)論は我々が一日も早く清算しなければいけない代表的な親日残滓」と述べた。文大統領は「今でも我々の社会で政治的競争勢力を誹謗して攻撃する道具としてパルゲンイという言葉が使われている」とし、このように指摘した。
日帝の残滓を清算しようという主張に反対する人はいない。しかしパルゲンイという用語自体がたとえ日帝の独立活動家弾圧過程で生じたものとはいえ、あえて三・一節の演説で、しかも100周年という意味深い行事の場所で、大統領が力を込めて強調することだったのかという点で納得しがたい。