<韓日中首脳会談>朴大統領・李克強首相「歴史直視」 …安倍首相は言及せず
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.02 08:26
1日に韓日中首脳会談が開催されたが、過去の問題に対する態度は違った。首脳会談の冒頭発言と共同記者会見で朴槿恵(パク・クネ)大統領と李克強中国首相は「歴史直視」を強調したが、安倍首相は特に言及しなかった。
普段から歴史問題に強硬姿勢を見せてきた朴大統領はこの日、議長国として発言を控えた。冒頭の発言で「北東アジアでは政治・安保の側面の葛藤と反目をもたらす問題を解消できず、協力の潜在力が十分に発揮されていない」と間接的に述べた。続く共同記者会見でも「歴史を直視して未来を志向していくという精神に基づき、地域の平和と安定のために努力することにした」と述べた。李克強首相は歴史問題に強硬発言を繰り返した。「協力は歴史をはじめとする敏感な問題を処理する土台の上で実現する」(首脳会談の冒頭発言)、「我々は歴史をはじめとする敏感な問題を妥当に処理することに合意した」(記者会見)などだ。歴史問題に対する中国政府の普段の姿をそのまま表した。ただ、3カ国協力の復元を明らかにする場であるだけに、日本側にやや配慮もした。李首相は「今年は世界反ファシスト戦争勝利70周年を迎える重要な年」とし、中国が使う公式名称である「中国人民抗日戦争および世界反ファシスト戦争勝利70周年」から「抗日戦争」という言葉を除いた。