ハノイ米朝会談決裂の衝撃…金正恩氏、半日操り上げて帰国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.03.01 13:39
前日、米国のドナルド・トランプ大統領との首脳会談で合意を引き出すことに失敗した北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が、ベトナム公式親善訪問日程を調整して帰国時間を2日午後から午前に変更した。現地消息筋は1日、「金委員長は当初、2日午後にハノイを出発する予定だった」とし「だが、2日午前に戦争英雄・烈士記念碑とホー・チ・ミン元ベトナム主席の墓に献花する日程だけを消化した後、帰国の途につく」と伝えた。
金委員長は当初、2日午前にベトナム権力序列2、3位のグエン・スアン・フック首相とグエン・ティ・キム・ガン国会議長と会談を行って休息した後、同日午後に出発する予定だった。だが、フック首相、ガン議長との会談日程を1日午後に前倒しした。1日午後に主席宮前で開かれる歓迎式に参加した後、グエン・フー・チョン・ベトナム共産党書記長兼国家主席と両者会談を行う計画だ。
このような日程調整は27~28日ハノイでの2回目の米朝首脳会談で合意を引き出すことができなかったことに伴うものとみられる。北朝鮮はこの日深夜に緊急記者会見を行って会談決裂の責任は自分たちのせいではないと主張した。引き続き、金委員長が一刻も早く帰国して対応策を講じるための日程調整とみられる。