【噴水台】マックワールド対ジハード
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.11.10 12:59
牛肉91グラム、パン3枚、レタス、たまねぎ、チーズ、ピクルス少々、そこに「嫁も知らない」特別ソース適量。マクドナルドの看板商品「ビックマック」の実体だ。米国人の「国民メニュー」だとするこの高カロリーハンバーガーは、このごろ全世界的に1日数百万個ずつ売れる。ビックマックが地球村の食卓を占領してしまったという不満があちこちから聞こえる。
かつて言葉だけではなく行動に出たのがフランスの農民たちだ。1999年夏の日、南西部ミーヨーに建てていたマクドナルド店鋪を壊した後、残骸をトラクターに積んで、遠くに運んで捨てた。「フランス人はフランスの食べ物を食べるべきだ」という身土不二が理由だった。器物破損罪で3カ月の懲役刑を受けた主導者ジョゼ・ボベは不意に「反世界化の英雄」に加わった。