韓国、経済危機でもないのに-0.3%逆成長ショック(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.26 07:08
韓銀経済統計局のパク・ヤンス局長は「政府の高い財政執行率にもかかわらず、新規社会間接資本(SOC)事業の推進手続きに時間がかかった」と話した。財政効果が行き渡るまでに時差があるという説明だ。韓国経済に灯った警告などの実体も立ち現れた。民間投資と輸出が力を失いつつある状況で、政府に頼って耐えてきたためだ。内需を後押ししていた政府支出効果が消えると、成長率が逆に進んだといえる。
項目別に見てみると、純輸出(輸出-輸入)の経済成長寄与度(0.2%ポイント)が内需(-0.5%ポイント)よりもまだ良かった。純輸出の成長寄与度は前期(-1.2%ポイント)より改善された。だが中身を開けてみると不吉な予感が漂う。1-3月期の輸出寄与度(-1.1%ポイント)が輸入寄与度(-1.3%ポイント)よりも減らなかったためだからだ。「不況型黒字」の影がちらつく。
今後も問題だ。韓銀は今年上半期の成長率を2.3%と展望した。この数値を達成するには4-6月期には1.5%(前期比)の「サプライズ」成長率を記録しなければならない。