韓国、米朝と中朝の峡谷に陥った非核化の脱出口を探すべき(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.01.31 14:03
◆米国は北朝鮮非核化を放棄?
我々の関心事は、金正恩委員長とトランプ大統領が米国のこうした環境の中で会って何をやり取りできるかだ。昨年6月のシンガポール会談以後、後続交渉が膠着状態となる間、米国の短期的な交渉目標が変わったような微妙な流れが感知される。CSISのスミ・テリー研究員は最近、ポンペオ国務長官が北朝鮮非核化という表現の代わりに米国に対する脅威の除去という表現を使った点に注目する。「難しい非核化の代わりにICBM除去に政策が修正されるということかもしれない」。ヘリテージ財団のブルース・クリンガー研究員も11日、米政府系ラジオ「ボイス・オブ・アメリカ(VOA)」放送のインタビューで、米国が米本土に対する北朝鮮のミサイル脅威さえ解決すれば北朝鮮との合意を受け入れる可能性があると述べた。こうした論評はポンペオ長官の11日の発言と軌を一にする。ポンペオ長官はエジプトを訪問中、FOXニュースのインタビューでこのように述べた。「米国人に対する脅威をどう減らしていくか、多く案について議論している…最終的に米国国民の安全が目標だ」。