【コラム】2032南北五輪? 「隠密に」が正解
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.08.21 09:57
2020年東京夏季オリンピック(五輪)のボイコットは災難をもたらすところだった。理由は簡単だ。国際オリンピック委員会(IOC)の憲法といえる「オリンピック憲章」の違反であるためだ。オリンピック憲章第44条の内規条項の中で第10項には「(五輪の)参加撤回は憲章違反であり、制裁を受ける可能性がある」と記されている。ボイコットの副作用として2032年ソウル・平壌(ピョンヤン)五輪が犠牲になる可能性があったということだ。
IOC専門家であるローザンヌ大学のジャン=ルー・シャペレ教授に尋ねたところ「ボイコットは明白な憲章違反」と答えた。シャペレ教授は著書出版記念会にトーマス・バッハIOC委員長が祝辞を述べるほど認められている専門家だ。IOC内外の10人の関係者および専門家にも電話・電子メールで問い合わせをしたところ、同じ反応が返ってきた。