【社説】北朝鮮寄り統一長官候補の任命 熟考すべき=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.03.27 15:11
暴言や偏った理念で批判を受けている金錬鉄(キム・ヨンチョル)統一部長官候補の人事聴聞会が昨日終わった。与野党議員は金候補がSNSに載せたコメントを取り上げながら批判したが、金候補は「深く反省する」「申し訳ない」などの言葉を繰り返して避けた。韓国哨戒艦「天安」爆沈と延坪島(ヨンピョンド)砲撃を偶発的事件と主張したことも「趣旨が誤って伝えられた」と言いながらうやむやにした。
野党の決定的な一発をかわして苦しい弁解で目の前の危機を乗り越えたのかもしれないが、こうした態度は極めて遺憾だ。責任を負えない発言を乱発したという事実は公人としての資質を疑わせる。人の資質と性分は普段の言動に表れ、簡単に変わるものではない。野党側が主張するように、長官になるためにただ反省するジェスチャーを見せているだけではないのかと問うしかない。