<第2回米朝首脳会談>金正恩委員長、引き返すにはあまりにも前進…「局面は維持するはず」

<第2回米朝首脳会談>金正恩委員長、引き返すにはあまりにも前進…「局面は維持するはず」

2019年03月01日07時47分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  2回目の米朝首脳会談が決裂した中、国際社会の視線は北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長に向かっている。「金正恩委員長の選択」によって非核化交渉と韓半島(朝鮮半島)情勢が変わるからだ。ひとまず北朝鮮が直ちに局面を壊すような挑発はしないというのが、多くの北朝鮮専門家の見方だ。北朝鮮がしばらく米国の意図と状況の把握に注力するという前提でだ。

  しかし冷却期を経た後、金委員長が挑発と対話の2つの選択肢のうち1つを選ぶという見方も出ている。当分は対話の動力を維持するだろうが、年初の「新年の辞」で明らかにした「新たな道」、すなわち軍事挑発カードを取り出す可能性も排除できない状況だ。

  ◆「静中の動」対話

  2回目の首脳会談は決裂したが、北朝鮮が水面下接触を通じて米朝実務協議に入る可能性がある。軍事挑発や対米威嚇でトランプ大統領を刺激する場合、むしろ失うものが多いという理由からだ。その間、米国は「朝鮮人民の不倶戴天の敵」だった。金委員長は労働新聞などを通じて、北朝鮮住民にその米国との非核化交渉だと大々的に知らせてきた。一言で対決局面に戻るにはあまりにも長い道のりを進んできたという分析だ。

  統一研究院のチョ・ハンボム研究委員は28日、「双方はしばらく冷却期を持った後、実務交渉チームがまた動き出す可能性がある」とし「局面を壊すことはできないので、ポンペオ国務長官やビーガン北朝鮮担当特別代表を平壌(ピョンヤン)に呼んで交渉を続けると考えられる」と述べた。時間を置いてからまた劇的合意を模索するということだ。

  キム・ヨンヒョン東国大教授も「非核化-相応の措置をめぐりお互いハードルを高めたが、これをまた調節する作業に入るとみている」とし「このため韓国が橋渡しとして登場する可能性がある」と期待を表した。韓国が米朝双方と緊密に対話をする必要性が生じただけに、金正恩委員長の答礼訪問、韓米首脳会談が行われる可能性もあるという見方を示した。

  北朝鮮が国内で立場が悪化しているトランプ大統領の状況を眺めながら交渉力を高める機会を狙うという観測もある。

  ◆軍事挑発カード使う?

  北朝鮮が冷却期の後、軍部を意識して過去の瀬戸際戦術に戻るという懸念もある。これは軍事挑発カードになる可能性が高いという指摘だ。

  金委員長は1月1日の「新年の辞」で「米国が(非核化に)相応の実践行動をすれば非核化は速いペースで前進するはず」とし「米国が我々の忍耐心を誤認すれば新たな道を模索せざるを得ない」と述べた。「新たな道」とは、また核開発などに向かう可能性があるという意味として解釈された。

  南成旭(ナム・ソンウク)高麗大行政大学院長は「寧辺(ヨンビョン)核施設まで譲って非核化の誠意を見せたが、米国が全く動かなかった」とし「時期を眺めながらまた揺さぶりの挑発カードを使う可能性が高い」と予想した。南院長は「1.5トラックなど米朝が対話を継続しながらも、対話の裏では交渉力を高める核開発、ミサイル発射試験を再開する可能性がある」と話した。

  北朝鮮は2017年11月末に大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射に成功したと明らかにした。今後のカードとしてはICBM実戦配備、核実験などが考えられる。匿名を求めた対北朝鮮情報筋も「金正恩委員長は米国の譲歩を引き出す方法はやはり核・ミサイル威嚇しかないと判断するかもしれない」とし「ICBMのような米国に直接的な脅威となる軍事挑発カードを取り出す可能性がある」と予想した。

  北朝鮮が直ちに使えるカードは中国だ。平壌に戻る前に北京を経由し、中国の習近平国家主席と会談する可能性が高まった。

  ◆金委員長のベトナム日程は継続

  ベトナム外務省はこの日、金委員長の3月1、2日のベトナム公式訪問日程は予定通りに進行されると明らかにした。
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