サムスン電子副会長が話す「本当の実力」とは…「2030年非メモリー世界1位」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.01.31 08:45
#15日に青瓦台(チョンワデ、大統領府)で開かれた財界懇談会で文在寅(ムン・ジェイン)大統領が大企業トップを前にひとつの質問を投げた。「最近半導体景気が良くないというがどうですか」。半導体のスーパーサイクル(超好況)が停滞する様相に対し懸念する文大統領の質問に、サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長は「良くはないがいま本当の実力が出ているもの」と答えた。青瓦台会合時の李副会長の「いま本当の実力」発言の真意が徐々に姿を表わしている。30日に「共に民主党」の洪栄杓(ホン・ヨンピョ)院内代表をはじめとする民主党院内指導部をサムスン電子華城(ファソン)事業所に招いてだ。
この日李副会長は民主党議員を相手に直接サムスン電子の半導体事業現況などを説明した。彼は「非メモリー分野であるシステム半導体とファンドリー(半導体委託生産)事業を未来成長動力として育成させたい、危機は常にあったが、理由を外に求めるよりは持続的な革新を通じ必ず乗り越えていく」と話した。李副会長とともにプレゼンテーションを務めたサムスン社員は「2030年までに『非メモリー世界1位』を達成します」と話した。
非メモリー半導体はDRAMやNAND型フラッシュなどメモリー半導体とは質的に別の分野だ。PCの中央演算装置(CPU)から始まり最近のモバイル時代ではスマートフォンの頭脳といえるアプリケーションプロセッサ(AP)、スマートフォンのカメラに使われるイメージセンサーなどを含む。メモリー半導体で世界1~2位のメーカーであるサムスン電子とSKハイニックスの非メモリー市場シェアは3%水準だ。