<五輪>「ロンドンの記憶」をもう一度 北朝鮮31人がリオに向け出国

<五輪>「ロンドンの記憶」をもう一度 北朝鮮31人がリオに向け出国

2016年07月27日15時07分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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北朝鮮ウエイトリフティング男子のオム・ユンチョル
  リオデジャネイロオリンピック(リオ五輪)に出場する北朝鮮選手団が26日、平壌(ピョンヤン)順安国際空港を通じてブラジルに向け出発した。白のジャケットに空色のボトムで空港に集まった北朝鮮選手団は、関係者たちの歓送を受けながら飛行機に乗った。

  この日、日本共同通信は「北朝鮮がウエイトリフティング・レスリング・柔道・卓球・体操など五輪9種目に31人の選手を派遣する」と伝えた。今月6日、米国自由アジア放送(RFA)は北朝鮮選手団の規模を36人と報じていたが、この3週間で5人減った。最近、世界を騒がせたドーピングスキャンダルの余波で禁止薬物服用前歴のある選手の五輪出場権が剥奪されたためだ。

  北朝鮮は1972年ミュンヘン大会で初めてオリンピックに参加した。10種目に37人が参加し、射撃男子50メートルのスモールボア・ライフルでリ・ホジュンが北朝鮮に初めて金メダルをもたらした。この時まで韓国はオリンピックで金メダルを取ることができなかった。

  その後、北朝鮮は政治的な理由で84年ロサンゼルス大会と88年ソウル大会に相次いで参加しなかった。しかし、92年バルセロナ大会からは欠かさず参加している。これまで北朝鮮が夏季五輪で獲得したメダルは合計47個(金メダル14個、銀12個、銅21個)だ。2012年ロンドン大会では金4個、銅2個で総合20位に入った。

  北朝鮮最高の期待種目はウエイトリフティングだ。北朝鮮は過去7回にわたって五輪ウエイトリフティングで金4個(銀4個、銅5個)を獲得している。ロンドン大会では男子56キロ級オム・ユンチョル(23)、62キロ級キム・ウングク(28)、女子69キロ級リム・ジョンシム(23)が金メダルをさらっていった。この成果に鼓舞された金正恩(キム・ジョンウン)氏が「ウエイトリフティングを今後、勝算種目にしていかなくてはならない」と指示しながら各種支援が行われた。

  世界ウエイトリフティング選手権大会3年連続優勝に輝いたオム・ユンチョルは北朝鮮ウエイトリフティングの英雄だ。ロンドン大会では下位グループに属したが、自身の最高記録を26キロも更新して合計239キロ(スナッチ125キロ、ジャーク168キロ)を記録した。身長が152センチに過ぎないオム・ユンチョルは硬い筋肉と生まれ持った柔軟性で自分の体重より3倍も重いバーベルを軽々と持ち上げる。特にジャークではライバルより優れた技量を見せている。

  ロンドン大会に続き2連覇を狙うリム・ジョンシムも強力な優勝候補だ。2014年に階級を75キロ級に引き上げたリム・ジョンシムは昨年世界選手権で臀部と膝の負傷に苦しみながらも銀メダルを獲得した。しかし、ロンドンで金メダルを獲得したキム・ウングクは昨年12月、世界ウエイトリフティング選手権大会のドーピングテストで禁止薬物であるレトロゾールに陽性反応を示して選手資格停止処分を受けてオリンピックには出場できなくなった。

  器械体操跳馬に出場するリ・セグァン(31)も有力な金メダル候補だ。リ・セグァンは昨年11月に開かれた世界器械体操選手権大会跳馬で1位に入り健在ぶりをアピールした。ライバルの梁鶴善(ヤン・ハクソン、24)が負傷で五輪出場できない反射利益も得ることになった。この他、北朝鮮は女子器械体操(ホン・ウンジョン)、レスリング(チョン・ハクジン)、柔道(ホン・グクヒョン、キム・ソルミ)、水泳飛び込み(キム・グクヒャン)らもメダルを狙っている。
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