【取材日記】韓国製造企業2世の絶叫
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.09.04 13:42
「『厳しいというのは過去の言葉で、今はもう終わった』という言葉は実感する。多くの製造企業のオーナーは企業縮小、売却、海外移転のほかに選択肢がない。過去3年間に多くの企業関係者に会ったが、誰も過去のように売上拡大や成長は叫ばなかった。最低賃金制、週52時間勤務制で彼らの決定が正しかったことを確認した。残念だが、すでにかなり以前に企業は事業縮小を決めているうえ、未来の産業が再編された状況では、いかなる浮揚策も現場には効果がないだろう」。
製造企業を経営する2世が中央日報8月31日の記事「明かりが消える産業団地」を読んで送ってきたメールの一部だ。このメールを送ったソンボエンゼルパートナーズのチェ・ヨンチャン代表(39)は30年前に設立された釜山(プサン)造船資機材製造会社ソンボグループの創業者チェ・グムシク会長(65)の息子だ。チェ代表は「2015年に造船業の危機が本格的に知られたが、現場では2010年から危機を感じていた」とし「人為的政策で産業を立て直せる時期は過ぎた」と伝えた。