「非核化措置の約束→終戦宣言」 韓国特使、仲裁案を手に平壌行き(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.09.04 08:42
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政府が米朝間の非核化交渉膠着局面を打開するために「先に終戦宣言採択、後に非核化措置履行」とする仲裁案を積極的に推進することにした。5日に平壌(ピョンヤン)を訪れる北朝鮮特使団は、このような環境を整えるために北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長から核施設の申告など非核化初期措置に対する「口頭約束」を取り付けるために注力する見通しだ。
ソウルやワシントンの複数の外交消息筋は3日、「金委員長が具体的な期限を定めて非核化初期措置をすると約束する場合、3者または4者首脳が参加する終戦宣言をしようという韓国の仲裁案に、最近、米国も肯定的な立場だと承知している」と明らかにした。韓国の仲裁案を米国が受け入れる雰囲気だ。これまで、終戦宣言よりも北朝鮮の実質的非核化措置が先に来なければならないという立場を維持してきた米国としては、一種の譲歩をしたとみることができる。
北朝鮮特使団が平壌(ピョンヤン)に持って行くのもこの仲裁案だという。金委員長の非核化初期措置の口頭約束→平壌で南北首脳会談開催(9月中旬)→3者または4者間の終戦宣言(9月下旬国連総会)→北朝鮮の非核化初期措置履行が主な骨子だ。