【コラム】無視できない韓国の競争力
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.09.15 14:08
韓国・中国・日本の人たちと対話する米国人をはじめとする西洋人はよくこのように言う。「東アジアの人たちは箱の外のことを考えることができない。創意的でもなく企業家精神もない」。スティーブ・ジョブスやビル・ゲイツ、シリコンバレーはみなアメリカ的な産物だと主張する。ところが韓国に長年暮らしてみた経験がある私にはあまり共感できない言葉だ。勤勉で創意的で「やればできる」「だめならなるようにしろ」という精神と態度を持つ私の友人や同僚がいなかったら(私がソウルに身を置いていた)アリランインスティテュートは存在しなかっただろう。
私が個人的に英雄だと感じている現代(ヒョンデ)グループ創業者の鄭周永(チョン・ジュヨン)会長とサムスングループ創業者の李秉チョル(イ・ビョンチョル)会長は、このような精神と態度を全身で示した化身だ。私が慕い、愛して感謝している精神と態度だ。このような典型的な価値は大衆の文化にも深く染み込んでいて東アジア文化の精髄に位置している。