韓国、中壮年も失業率ショック…通貨危機以降初めて米国上回る
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.12.03 09:18
55-64歳の韓国中壮年層の失業率が通貨危機以降初めて米国を上回った。韓米の失業率逆転も目の前に近づいた。
統計庁や経済協力開発機構(OECD)などによると、今年4-6月期の韓国の55-64歳の失業率は前年同期比0.4%上昇した2.9%だった。同じ期間の米国の失業率(2.7%)に比べ0.2%高い。韓国の中壮年層の失業率が米国を上回ったのは通貨危機当時の1999年7-9月期-2001年1-3月期以来17年ぶり。
こうした失業率逆転現象は2四半期連続だ。今年7-9月期の韓国中壮年層の失業率は1年前に比べて0.5%上昇した3%で、米国(2.9%)より高い。韓国の中壮年層の失業率は2011-12年ごろ米国より3-4%低かった。通常、女性・高齢者の経済活動が活発で労働市場規模が大きい先進国が開発途上国に比べて中壮年層の失業率が高い点を勘案すると、こうした逆転現象は異例と評価される。