明治維新に対抗した会津…自決した19人の少年武士に多くの参拝者(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.09.03 13:58
だが、明治維新の歴史がすべて美しいとは限らない。「会津戦争の悲劇」という対立と差別があり、1890年代以降、日本全体を戦争体制に追い込んでいく過ちがここで芽生えることになった。このため、「明治維新には軍国主義・日本の土壌になったマイナスの側面もある。諸手を挙げて称賛するのはやりすぎ」(日本経済新聞)、「明治時代初期に高らかに掲げられた自由・人民・平等の精神が(戦争が起きれば天皇のために戦えという趣旨の)1890年教育勅語の発表以降は消えてしまった」(朝日新聞)という批判がある。また「人口増加を前提とした経済成長を追求して中央集権だけに没頭するなど各種弊害が現れ始めたのは明治以降」とし「明治レジームの克服」を主張する声もある。
今年日本書店街の大勢も明治維新礼賛ではない。『維新の影』や『明治維新という過ち』のように、過大評価を警戒する本も次々に出版されている。
明治維新の顔は一つではない。