【社説】「5年後に中国の先端産業はさらに恐ろしくなる」という警告=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.01.02 11:35
日本経済新聞とオランダの学術情報評価会社でエルゼビアが共同で2013~2018年の先端技術分野論文数と照会頻度などを分析した結果、中国が30分野の主要先端技術研究のうち23分野で米国を追い抜いたという。中国はナトリウムイオン電池、光触媒、核酸を標的にしたがん治療だけでなく、次世代太陽電池技術のペロブスカイト、高速処理半導体技術と関連した単原子層で1位に上がった。米国がジカウイルス感染症、ゲノム編集など7分野で1位になっただけで、他の国は1分野も1位に入れなかった。
中国の「論文崛起」はこの5年間に発表された論文数が27%増え、論文の質もまた、米国を追撃するほど高まっているという点からも確認される。国際科学界では「中国が論文提出を拒否すれば国際学術誌出版社が深刻な打撃を受けるだろう」という話まで公然と出ている。論文を論文とだけで見られない理由は、論文が産業化につながるまでかかる時間が短縮されているためだ。「科学基盤産業」と呼ばれるバイオ・新薬では論文と産業が同行する傾向で、他の先端技術分野も5~20年あれば論文が産業競争力として現れる可能性が高いと分析される。