習近平主席、61年前の歌で平壌の地を踏んだ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.20 15:47
中国で「人民の首相」として愛される周恩来氏が新中国建国以来北朝鮮を初めて訪れたのは1958年2月14日。あの訪朝で朝鮮戦争が終わって5年が経っても北朝鮮に駐留していた中国人民志援軍の軍撤収が決定された。そして、その年10月、中国軍作戦部隊が全部北朝鮮から撤収した。その時作られた歌がある。『告別朝鮮』だ。「さようなら、北朝鮮」程度と解説できる。この歌は後日『中朝友誼之歌』と題名が変わった。
歌詞には中国のあどけない支援軍と年上の朝鮮の「母」が涙を流しながら別れる場面が描かれている。この曲でリフレーンに繰り返して強調される歌詞がある。「偉大な友誼」と「共同の理想」、そして「比べるところなく強い団結」など3つだ。それから61年が経って執権後初めての訪朝に出た習近平中国国家主席がこの歌に再び言及した。習主席は北朝鮮労働新聞史上初めてという1面の外国元首の寄稿を通じて中国と北朝鮮が今後進むべき道が『中朝友誼之歌』にあると強調した。習主席は「われわれには偉大な友誼があり、われわれには共同の理想があり、われわれの団結は比べるところなく強いという歌詞のように、中国と北朝鮮は国際情勢にいかなる変化が近づいてもその波をかき分けて前に進もう」と主張した。