金正恩氏・プーチン氏、「韓半島の関心事」盛り込んだ合意文採択を推進
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.23 16:58
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長とロシアのウラジミール・プーチン大統領が25日ごろ、首脳会談を行ってから共同声明形式の合意文を採択する方針を推進していると両国状況に詳しい消息筋が23日、明らかにした。金委員長の警護員と首脳会談関連装備をのせたと推定される北朝鮮特別機(JS371)はこの日午前、ウラジオストク国際空港に到着した。また、金委員長の宿舎および会談場として有力視されている極東連邦大学構内では韓国語で「歓迎」と書かれた装飾とともに北朝鮮国旗が掲げられた。露朝両国とも会談開催の事実を公式化したが、場所と具体的な日程は公開していない。しかし、外交界では24~25日の会談を既成事実化した。金委員長が執権してからロシアとの首脳会談は今回が初めてだ。
この消息筋は「2月ベトナム・ハノイで開かれた第2回米朝首脳会談が決裂した直後から両側の首脳会談をめぐる議論が加速化していた」とし「今年が露朝間経済・文化協定締結70周年を迎える節目の年ではあるが、北朝鮮が米国との交渉で進展できなかってから両国の接触が頻繁になった」と伝えた。彼は「両側の実務者がすでに首脳間で協議する内容の方向を決め、首脳会談で合意文の採択を試みている」と知らせた。首脳間合意文の草案は両側実務陣がすでに作成しておいたと消息筋は伝えた。ただ、両側が合意した内容を共同声明文形式で公開するか、それとも1月中朝首脳会談の時のように長文の記事形式に発表するかはもう少し様子を見守る必要があるというのが消息筋の説明だ。