韓国俳優のカン・ドンウォンが満を持してハリウッドに進出する。

１７日（現地時間）、米誌バラエティは「韓国映画俳優のカン・ドンウォンがパニック映画『Ｔｓｕｎａｍｉ　ＬＡ』に出演する」と報じた。

同作はロサンゼルスを襲った巨大な津波に関する内容を描いた作品だという。『コン・エアー』『トゥームレイダー』『エクスペンダブルズ２』『ガンシャイ』などを演出した英国のサイモン・ウェスト監督がメガホンを取る。２０１９年の公開を目指している。

ウェスト監督は「このプロジェクトを通じて卓越した能力を持つ俳優を世界に見せることができてうれしく思う。カン・ドンウォンがこの映画に合流することを心から望んでいた」とコメントした。

続いて「私たちはロサンゼルスの多様性を反映したこの映画を通じて観客に楽しんでもらえたらと思う。米国や欧州、オーストラリア、中国、ブラジルなど世界からの才能ある俳優と共に、キャスティングを終わらせる予定だ」として米国に限定されないグローバルプロジェクトであることを明らかにした。

カン・ドンウォンは「私たちの世代は皆、ウェスト監督の『コン・エアー』に対して特別な思い出を持っている。『Ｔｓｕｎａｍｉ　ＬＡ』のシナリオも非常に興味深く見せてもらった」と満足感を示した。

また「ハリウッド映画を通した国際舞台デビューでこのように主導的な役割をするのは珍しい機会だと思う」とし「ハリウッドで良い結果を得ることができれば、韓国映画がもう少し大きな予算の投資を誘致する時に役立つのではないかと考える」と付け加えた。

カン・ドンウォンはここ数年間、ハリウッド進出のために多方面で努力していた。インタビューでもこれに触れて「良いプロジェクトがあれば参加したい」という気持ちを表わしていた。その夢と希望が『Ｔｓｕｎａｍｉ　ＬＡ』を通じて実現したと言える。

イ・ビョンホン、ペ・ドゥナ、スヒョンらハリウッドで活躍する韓国俳優が増えている中、その仲間入りをすることになったカン・ドンウォンは、彼が言及した「海外舞台」を通じてどんな魅力をアピールするのか、俳優としてどのような成長を見せるのか注目される。

一方、カン・ドンウォンは現在、キム・ジウン監督の『人狼』の撮影の真っ最中で、今月２７日には特別出演した『１９８７』（チョン・ジュンファン監督）と来年上半期『ゴールデンスランバー』の公開を控えている。