中東版原発マーシャルプラン…米国、技術力で先を行く韓国にラブコール(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.09.17 09:09
米国のほうから先に韓国に「原子力発電所(原発)コンソーシアム」を提案した背景から、韓国の先んじた原発技術力を外すことはできない。韓国型原発(APR1400)は4月30日、米国原子力規制委員会(NRC)から設計承認を取得した。米国ではない他国が開発した原発を米国NRCが認証したのは歴史上皆無だった。それだけ米国が韓国原発技術を信頼しているということだ。
実力もさることながら、時期的に運も伴った。世界の原発輸出市場で、最近ロシアや中国が影響力を強めている。英国経済週刊誌エコノミストによると、現在、ロシア国営原発企業ロスアトム(RosAtom)が世界で建設中の原発だけで36基になる。福島事態以降、9年間原発輸出市場でロスアトムは世界1位原発受注事業者だ。
現在稼働中の原発基数だけに焦点を当てれば、中国(47基)が米国(98基)・フランス(58基)に次いで世界3位だ。中国は2030年までに原発110基を運営し、米国を抜いて世界1位の「原発大国」になるという目標を立てている。中国核工業グループ(CNNC)は第3世代原発(CAP1400)を開発する過程で米国ウェスチングハウスの技術を奪取したという論争に巻き込まれている。