【時論】文大統領の3つの約束と革新成長
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.23 15:02
外国人投資会社の経営者が3月28日に文在寅(ムン・ジェイン)大統領に会った。就任後初めてであり、格別な日だった。文大統領は懇談会で外国人投資会社の韓国投資を積極的に誘致し、革新成長と平和経済、雇用創出を促進すると明らかにして期待感を高めた。外国人投資会社の経営者は韓国経済のプラスの部分に言及した。同時に各種の建議事項も議論し、緊張感もあった。
懇談会で記憶に残る3つの点がある。それは規制のサンドボックス制度を積極的に活用し、ネガティブ規制に転換、労働柔軟性を高められるよう支援するというものだ。規制のサンドボックスは、新しい製品やサービスが登場する場合、一定期間は従来の規制を免除、猶予する制度をいう。文大統領は3つの建議事項をはじめ、不必要な規制を果敢に廃止し、投資インセンティブを強化すると約束した。これを通じて外国人投資会社が良質の雇用を創出し、地域経済を活性化してほしいと呼びかけた。特に文大統領は「我々は同じ船に乗った共同運命体」とし「外国人投資会社も韓国企業だ」と激励した。韓国進出米国企業のかけ橋の役割をする在韓米国商工会議所を含む外国人投資会社にはこの言葉が大きな励みになった。
洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相兼企画財政部長官は今年の韓国の経済政策方向と経済活力を高めるための革新成長対策を発表した。洪副首相は「韓国政府は今年、韓国経済の躍動性と包容性を最大化する」とし「また韓国経済とともに外国人投資会社が成長していくようにする」と約束した。外国人投資会社が普段から抱いていた韓国の経済政策に対する不安感を解消し、共感を形成した。これに先立ち洪副首相は規制のサンドボックス適用事例を今年100件まで増やすと公言した。雇用を創出して経済を活性化するうえで企業の役割が最も重要だという韓国政府の考えが込められているとみる。