もはや「今年1.5%成長」展望まで…韓国成長率の下方修正ラッシュ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.22 17:53
OECDに続き、22日、KDIまで韓国の今年成長率展望値を2.6%から2.4%に引き下げ、韓国内外の主な経済展望機関の展望値がほとんど韓国政府の目標値(2.6~2.7%)を下回ることになった。最初から今年の韓国成長率展望値を1%台へと大幅に引き下げたところも少なくない。韓国政府が「下半期の経済政策方向」の発表で年間目標値を下方修正するかが注目される。
国際金融センターの9つのIB展望値集計によると、韓国の今年経済成長率は平均2.3%にとどまるものと展望された。これはわずか1カ月で0.2%ポイントも落ちた数値だ。2020年成長率展望値は2.4%で、OECD展望よりも低かった。IB別では、野村が今年の韓国経済成長率を1.8%と見通して最も悲観的だった。バークレイズが2.2%、ゴールドマン・サックスが2.3%などだ。
野村の野木森稔エコノミストは「韓国の1-3月期の国内総生産(GDP)が予期せず大幅に落ちた」として「設備投資が前四半期より10.8%減少したが、これは輸出不振が国内経済に否定的な影響を及ぼしかねないということを示唆している」と明らかにした。バークレイズは「政府の補正予算編成でも輸出・投資不振など下方リスクを完全に相殺し難い」と話した。