韓経:【社説】成長率の3倍超えて税金徴収し湯水のごとく使う…後遺症は見えないのか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.23 11:39
国民が税金をどれだけ多く出すかを示す租税負担率が昨年21.2%で過去最高値を記録した。税収増加率は経済成長率2.7%の3.4倍に達した。成長率の3倍を超える速度で国民と企業が税金をさらに負担した形だ。しかし昨年は投資と消費、輸出、雇用などがすべて萎縮し成長が大きく鈍化した。こうした状況で国の蔵にばかり金があふれるのは望ましくない。
昨年の国税と地方税を合わせた租税総収入は377兆9000億ウォンで前年より9.3%の32兆1000億ウォン増えた。経常国内総生産(GDP)は1782兆2689億ウォンと暫定集計された。GDP比の税金の割合を示す租税負担率は前年の20.0%より1.2ポイント上昇したが、これは2000年の1.6ポイント以降で最も大きい増加幅だ。半導体景気好況と不動産取引増加などにより法人税と譲渡所得税が多く得られたためだ。昨年の国税収入は前年より10.6%の28兆2000億ウォン増えた293兆6000億ウォンに達した。法人税は予算に比べ7兆9000億ウォン、譲渡所得税は7兆7000億ウォン多かった。