コーカー米上院外交委院長「韓国の対朝融和の態度、米国を苦境へ」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.11.30 07:48
米国と北朝鮮の非核化交渉が停滞状態である中、北朝鮮が現在まで見せてきた行動は表面的措置に過ぎず韓国政府の対朝態度が米国を苦境に立たせているという指摘が出た。米共和党のボブ・コーカー上院外交委院長の言葉によるものだ。
コーカー委員長は29日、米国営放送VOA(ボイス・オブ・アメリカ)とのインタビューで北朝鮮・米非核化交渉が停滞したことに関し「年内には重要なことは起こらないだろう」と話し、「これまで北朝鮮との交渉が何の結果も引き出せなかったという事実を米国の関係者も十分に認識している」と述べた。マイク・ポンペオ国務長官も北朝鮮内部でどんなことが起きているかよく知っていると付け加えた。
同時に最近韓国が制裁緩和などを論じながら北朝鮮と融和的雰囲気を作り、ロシアと中国も同様の動きを見せていることが朝米間の交渉を難化させているという立場を明らかにした。「対朝圧迫政策がそのような動きにより常に挑戦を受けてきた」とし、「米国を苦境に立たせている」と話したのだ。コーカー委員長は「問題を複雑にする要因は様々だ」とし、「中国と韓国が北朝鮮に対する立場を軟化させていることもその1つという点には疑いの余地がない」と話した。