慰安婦問題を初めて報道した元記者「日韓関係、肯定的な側面もある」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.20 07:18
◆「韓日関係、やみくもに悲観的にだけ見るのはやめなければ」
1週間に1回ずつ日本と韓国を行き来する上村氏に、最近さらに悪化した韓日関係について尋ねたところ、思いがけない返事が返ってきた。「政治的には最悪に突き進んでいるが、民間交流は誰も止めることはできない」ということだ。植村氏は「日本で、もちろん嫌韓層や『ヘイトスピーチ(嫌悪発言)』族がたくさん生まれてはいるが、それがすべてではない」と伝えた。
続いて「日本メディアには『第3次韓流ブーム』という言葉まである」とし「韓国ファッションや韓流スターが好きな日本人たちが政治の壁を越えて交流しているようだ」と話した。植村氏が見せてくれた日本の記事は「韓国へ観光に行く日本人は2019年3月の1カ月間で37万5000人、月別基準として見れば1965年国交正常化以来最高値だ」という内容だ。上村氏は「こういうプラスの可能性もある。若者が歴史とは関係なく韓国が好きで、やみくもに悲観的にだけ見ないようにしてほしい」と付け加えた。