【取材日記】WTO水産物禁輸訴訟で韓国に敗れた日本の最後の負け惜しみ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.23 08:00
「終わるまで、終わりではない(It ain’t over till it’s over)」という言葉を残した人は、米国メジャーリーグ(MLB)殿堂入りした伝説の捕手ヨギ・ベラ(1925~2015)だ。映画『ロッキー』の主人公ロッキー・バルボアの台詞として復活して再び有名になった。敗北を恐れない不屈の意志を象徴する名言だ。ところで最近、韓国の福島水産物禁輸措置をめぐる世界貿易機関(WTO)紛争で逆転負けした日本は、この言葉の意味を勘違いしているようだ。
21日、中央日報とのインタビューに応じたWTO紛争逆転勝訴の主役である産業通商資源部通商紛争対応課のコ・ソンミン事務官(35)は、終始、「日本との『最後の仕上げ』が残っている」と話した。2審は最終審であることに異論の余地はないのに、コ事務官が「最後の仕上げ」に言及したのは、日本政府やメディアが判決をめぐり抗議を続けているからだ。問題は正当な論理に基づいた「反撃」ではなく「揚げ足取り」だという点だ。WTO上級委員会の委員経験がある送ったソウル大学法学専門大学院の張勝和(チャン・スンファ)院長は「日本の“最後の負け惜しみ”に備えなければならない」と助言した。