【韓半島平和ウォッチ】中国の「強硬外交」には原則対応が上策=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.22 16:17
防空識別圏問題は我々が中国問題に直面した挑戦のきわめて小さな部分にすぎない。規模を拡大しながら強硬になっていく中国を韓国はどのように相手にすべきだろうか。まず、韓中関係をありのままに見るところから始めなければいけない。経済面では韓中関係と中朝関係の階級が異なるが、政治的には党対党の関係まで結んでいる中朝関係が近い。金正恩(キム・ジョンウン)委員長の訪中で習近平主席が2回以上も食事の席を用意したことと文在寅大統領の訪中時の「一人飯」を考えればよい。しかし関係発展の流れを考えれば今後は変わるだろう。韓国政府も韓中関係が実際以上に近く映らなければいけないという強迫観念を持つ必要はない。対中外交の弱点になるだけだ。
2つ目、国益の観点で守るべきことは最初から確実に守らなければいけない。強大国は少し立場を変えてもよいが、我々は国力の違いを原則と論理の一貫性で克服しなければいけない。都市国家であるシンガポールは機甲部隊を台湾に送って野戦訓練をしている。中国の力が強まって圧力が加えられたが、シンガポールはこれを維持している。数年前に会ったシンガポールの高官は弱小国が強大国の要求に一度でも流されれば強大国はさらに無理な要求をしてくるため、苦痛であっても最初から持ちこたえるのが上策だと述べた。